かんたんカリンバの作り方

完成図

木を切ったり削ったりするのが苦手な人にも簡単に作れるカリンバです。焼き鳥とかおだんごを食べた時の竹串を取っておいてね!



材料・・・

◆木版画用の板 1本  ◆割り箸 1本  ◆鉛筆大の棒または細い竹1本   ◆竹串(焼き鳥とかおだんごを食べたあとのものなど) 6〜7本 ◆ふたまたくぎ 3〜5本 ◆空き缶を細く切ったものまたはワッシャー(雑音発生装置) 6〜7個(または、プルリング 20個)◆木工用接着剤


作り方・・・ 図1 を参照しながら読んでください。

1. 木版画用の板に割り箸(A)と、鉛筆大の棒(B)を接着剤で貼り付ける。

2. キイ用の竹串を5〜6本並べてみて、ふたまたくぎを打つ場所を決める。はじめは3本だけ、くぎが立つ程度に打つ。竹串は並べない。

●改良点●ふたまたくぎは、すぐゆるむので、作るのに慣れたら板に穴をあけ、針金を通して裏でねじってしっかり止める方が良い。ただし、竹串は折れやすいので、きつく絞めすぎてもいけない。

3. 雑音発生装置を竹串に巻き付ける(ワッシャーは通す)。雑音はカリンバらしさを出す上で、不可欠である。

●改良点●雑音はほかの方法でも出せる。
1.板の上、手前側に糸に通したプルリングを並べる
2.何かの箱の上に糸に通したプルリングを並べ、カリンバを箱の上に置いて演奏すると、拡声器・雑音発生器、両方の役に立つ。

4. ふたまたくぎのあいだに押さえ用の竹串を通し、キイ用の竹串を、(B)の方から差し込み、押さえの下をくぐらせ、(A)の上にのせる。

5. 竹串の長さを決めつつ、ふたまたくぎをしっかり打ち込む。必要に応じて、ふたまたくぎの数を増やす。音階は必要ないが、音の高低をつける。真ん中を一番低い音にするため長くする( 図2 参照)。一番低い音を右手親指で、その左のキイを左手親指で弾く。

6. このカリンバは共鳴箱がついていないので、大きめのそうめんの木箱とか、座れるくらいしっかりしたダンボール箱に密着させて演奏すると、よく共鳴して大きな音になる。アフリカでは、共鳴箱のついていないカリンバを、直径30センチくらいの大きなひょうたんの中に入れて演奏することもある( 図3 参照)。

図1 ← 図1
◆AはBより低くする。
◆Bの材質は硬い方がよく振動が伝わる。
図2 図3

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