なんか、好きだなあ〜


チコはカリンバやアフリカ音楽について勉強しているわけじゃないのです。
(はじめっから、言い訳で始まりますか?!)
「カリンバとの出会い」は次ぎから説明するとして、このHP「カリンバがすき!」の内容について説明=お断り?しておきます。専門に勉強した方にとっては「・・・?」って箇所もあると思います。それを言い出すと、「カリンバなんて言葉ないよ」ってとこから始まります。アフリカの「カリンバ」と呼ばれている楽器には本当は、国や民族や形によってたくさんの呼び方があります。今のチコにわかっているだけでもタンザニアのチリンバ、イリンバ・・・ジンバブエのムビラ・・・。

「音階はない」とチコは言っていますが、これも本当は民族独特の音階があります。西洋音楽で学校やピアノ教室で習うドレミではないという意味です。またさらに複雑になっていくのは、カリンバをアフリカから持って帰った他の国の人々が、自分の国の音階に調律して使っていたり、西洋楽器と合わせるために西洋音階に調律して使ったり、自分の好きな自由なハーモニーを求めて調律したり、使われ方はいろいろです。

というわけで、このHPは、日本にもいろいろなカリンバが売られるようになりましたが、どうして弾くのか、カリンバってどういう音がするのかなどと、興味を持たれた方への入門ガイドと、さらに詳しく勉強しておられる方とのコミュニケーションの場の提供しようという目的です。お気楽に楽しんでくださいね。


外部リンク

蛸薬師倶楽部
蛸薬師倶楽部

 by 由木尾 晃
JUNJUN swingm
ムビラファンの由木尾 晃さんのHP。「リズムの館」を見てください。 新潟/民族楽器・
民族音楽の店
東京/民族楽器を置いて
いるバー

カリンバとの出会い


なにがどうって説明できないような無意識下で、チコはアフリカが好きだったみたいです。それもどちらかというと、リズム。太鼓、いいなあって思っていました。で、1996年9月、公民館でロビンさんのカリンバ・ワークショップがあるのを知りました。カリンバって知りませんでした。「太鼓とは違うよ」って言われたのですが、何かアフリカへのきっかけが出来るかもしれないと思って出かけました。

アメリカ人で京都在住の ロビン・ロイド さんはカリンバをただ鳴らすだけではなく、世界地図を広げ、アフリカの歴史に少し触れたり、現地録音のCDを聞いた後、カリンバを参加者に演奏させてくださいました。カリンバを参加者全員で一斉に鳴らすため、全部同じ音に調律してあります。また、日本人にとって馴染みやすいパターンをロビンさんが作って、とりあえず4つのリズムを全員が弾けるようになりました。そして、「あとは自分の好きな弾き方を見つけたらいい」と言われ、カリンバを買って帰りました。

この“好きなようにする”ということ、これが西洋音楽にはないものなんですよね。西洋楽器のレッスン(特にクラシック)をしたことがある人ならわかると思いますが、初めに音符を読むことが必要ですし、音符の通りに音を出すことが“音楽”だと思っていると思います。人が決めたことじゃなく自発的に音を出していくこと、なにが気持ちいいのか感じること、これがカリンバを教えてもらった時の、一番のカルチャーショックでした。カリンバをはじめて手にしたとき、ほとんどの人が「ドレミの場所教えて」といいます。こういう日本人の特徴をよく捉えておられたのでしょう、ロビンさんは4つのリズムパターンを教えておられるのです。

どうしたら自分の音楽が弾けるか・・・カリンバを手にしたら、まず、こんなことから始めえみましょう。自分の好きな音はどれかな?と探す・・・その音とどの音がきれいに合うかな?そのハーモニーは好きかな?左・右交代に弾いてみる。左・左・右と弾いてみる。ランダムに弾いてみる。気に入ったカンジになったら、何度も同じことを繰り返して弾けるように練習する。それから、たまには冒険をしてみましょう。ガマガエルのような音がするキイがあれば、きれいにハモッたメロディの中にたま〜に「ビヨ〜ン」と入れてみる。笑っちゃうでしょ??

ロビンさんは民族音楽にはとても詳しくて、アフリカだけではなく、世界各地を放浪(?)…いや、旅をして、現地の音楽を聞き、自分でも演奏しています。日本へは尺八を習いに来られ、相当の腕前です。普通の日本人よりも日本の伝統的音楽について詳しいです。「日本人は世界の民族楽器には興味持ってるけど、日本の民族楽器の三味線や尺八にはあまり関心がないね」と嘆いておられました。


カリンバの説明


カリンバの詳細は長くなるので別のページにしました。ロビンさんのワークショップで聞いたお話を元に書いています。
カリンバあれこれ


アフリカの音楽


カリンバを知ってから、音楽のルーツを知った気がします。 アフリカの人が演奏しているカリンバのCDを聞くと、ほとんど3連音符なのです。でも、韓国のリズムとは違って、3連音符の3つめの音にアクセントがあるのです。♪♪ ♪♪ というように。そして、アクセントのあるところで、身体が浮く感じがします。それで、わたしは思いついたのです。 ブルースです! 黒人たちがアフリカからもってきた音楽がアメリカでブルースとなり、ロックとなり、ジャズとなった…確かな根拠はありません、音楽の歴史の勉強をしたわけではないので。でも、きっとそうだと思います。アフリカって人類の祖先でもあるし、音楽のルーツなんですよ。


後日、何年後かにゴスペルのコンサートに行った時、ジェンベ(太鼓)の演奏から始まり、解説ではアフリカの黒人たちがアメリカへ奴隷に売られた歴史が語られました。
黒人達は大切な太鼓を取り上げられ、楽器を奪われてしまったので無伴奏で歌うことを始めました。これがゴスペルの始まりです。奴隷解放後、再び楽器を手にして、ジャズにまで影響を与えました。
。。。「やっぱり・・」という気持ちでした。奴隷に売られた黒人たちがアメリカに音楽のルーツを持ってきたのです。私はカリンバを知ったことで音楽全体への認識が変わってきました。他の民族音楽も聞くようになったし。



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